パニック障害・不安障害を考える

パニック障害や不安障害について考えるブログです。

パニック障害と生きる

こんにちは。私は二十歳のころにパニック障害になりました。旅行先、電車の中でです。私の場合は、トイレにいけないことがつらくてパニックになりました。

 

さっきトイレにいったばっかりなのに、トイレに行きたくなって息が苦しくなって、もう壊れそうになっていてもたってもいられない状況になったのです。

 

そのときはそれがパニック障害だとは思ってもいませんでした。あまりにもその症状がつらくて後日メンタルクリニックにいったけれども、精神的にやんでいた私はそれ以上に興奮していて症状をはっきりとつたえることができずに、後々自分で病名をつけることになりました。

 

専門学校に通っていた私は授業がまともにうけられませんでした。発作がでてそれどころではなかったからです。ですがまじめな私は学校に通い続けて、発作をうけいれていました。とてもつらい毎日でした。

 

授業をまじめに聞こうとすると、まもなく発作があらわれ、授業中トイレにかけこみ、またすぐに発作がでるのくりかえしでした。

 

今考えたら学校を休んでもよいくらいだったのに、頑張り屋の私は、発作になりながらも授業をうけつづけました。

 

それがパニック障害だときづくには時間がかかりました。なぜそんなに辛くなるのか、今のように気軽に検索できない時代だったので、自分がパニック障害なのだと気付いたいたのは相当後のことでした。

 

私の場合、パニック発作る場面が限られていたので、その状況をさければよかったのですが、トイレに行ける状況でも、パニックになることも増えていきました。

 

たとえばトイレが近くにあるのにもかかわらず、パニックになるのです。

 

それにはさすがにこたえました。ですがまともに病院にもいかずに放置していました。

今考えたら、なんでもっと早くに医療機関にいって、治療をはじめなかったのだろうと。

 

パニック障害になって26歳で結婚して子供を産む前にきちんと治療をしておこうとここで始めて精神科に通うことになりました。

 

処方されたのはSSRIパキシルというお薬です。そして行動療法も行いました。すぐにはよくならなかったけれども、呼吸法というものを教えてもらってから、随分とよくなりました。

 

それは10秒呼吸を止めて3秒づつ吐いて吸ってを1分間行い、それを5回繰り返す呼吸法です。これは本当に効き目があって、発作になるかもとおもったときに良く電車のなかで行いました。

 

自律訓練法という訓練もあります。それは後日お話しします。

 

自分がパニック障害だと思っている方は、早めに病院にいくことをおすすめします。

今は辛いですが、徐々に症状がおさまってくるときがあるので、気を落とさず治療をしてもらえたらなと思います。